「日本の屋根」と言われる北アルプスの懐に抱かれた温泉天国、奥飛騨温泉郷。
平湯・福地・新平湯・栃尾・新穂高という5つの温泉地の総称として呼ばれています。
奥飛騨温泉郷の中で最も長い歴史を持つ平湯温泉は、標高1283mの高原に沸く温泉。豊富な湯量に恵まれており、その泉質はナトリウム、カルシウム、マグネシウム、炭酸水素塩泉など。皮膚病やリウマチ、神経症などに効くと言われ、治療温泉としても人気な温泉です。
冬には一面銀世界となる静かな山里に沸くのは福地温泉。無色透明で泉質は単純温泉、炭酸水素塩泉であり、じんましんや糖尿病、疲労回復に効くと言われています。宿の多くは古くからの建物を改装しており、また地元の特産品や骨董品などを販売する朝市もレトロな雰囲気が漂い、どこか懐かしさを感じられる温泉街です。
北アルプスの焼岳の西麓に広がる新平湯温泉は、奥飛騨温泉郷の中心に位置し、奥飛騨最大規模の温泉街。源泉数が多く、さまざまな泉質で、豊かな湯量が楽しめる温泉です。民宿からスパ施設、隠れ家のような旅館まで、宿もバラエティに富んでいます。近くには100頭余りのクマがいる奥飛騨クマ牧場もあり、餌やりや写真撮影を楽しめます。
こじんまりした雰囲気が特徴的なのは栃尾温泉。気取らない庶民的な雰囲気と奥飛騨の家庭の味を楽しむことができる宿が多い、温泉街です。単純温泉でリウマチや筋肉痛、腰痛などに効果があると言われています。温泉街に沿って流れる蒲田川 の河原にある共同露天風呂「荒神の湯」では、雄大な自然と川のせせらぎに癒されながらの入浴を楽しめます。
北アルプスのふもと、大自然に包まれている新穂高温泉は、かつては北アルプスへの登山基地として、アルピニストだけに愛されてきた素朴な山の湯でした。1970年の新穂高ロープウェイの開業により、今では多くの観光客が訪れる人気の温泉地となっています。
こちらも源泉数が多く、さまざまな泉質を楽しむことができます。
それぞれが違う顔をもつ奥飛騨温泉郷。車で30分圏内に点在しているため、温泉地巡りもおすすめです。
【画像提供:奥飛騨温泉郷観光協会】
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アクセス | 東京駅→JR中央線特急あずさまたはかいじで165分→松本駅→高速バスで90分→奥飛騨温泉郷平湯温泉 |
電話 | 奥飛騨温泉郷観光協会 TEL:0578-89-2614 |
URL | https://www.okuhida.or.jp/ |
※このページの情報は2021年06月の情報です。