宮城県最北端に位置する5つの温泉の総称である 「鳴子温泉郷」。東北を代表する温泉地で、鳴子温泉郷は日本にある11の泉質のうち9つを有し、周囲には400本近くもの源泉があるそうです。宿それぞれで泉質の違う温泉を引いているので、湯色や感触が異なり、様々な湯めぐり体験ができるのが魅力です。
鳴子温泉郷の中心である鳴子温泉は、古くから福島県の飯坂温泉、宮城県の秋保温泉と並び「奥州の三名湯」のひとつとして親しまれました。温泉街にはモダンな旅館や「滝の湯」、「鳴子・早稲田桟敷湯」のような日帰り温泉の他に、足湯が3か所、手湯が1か所あります。無料で利用することができるので宿泊せずとも様々な泉質の温泉を体感することができます。
温泉街のそぞろ歩きをさらに楽しませてくれるのが町中に点在するこけしのフォトスポット。こけしは子どもをモチーフにした伝統的な木製の人形で、鳴子はこけし発祥の地としても有名です。町中に顔はめパネルやこけしを模した郵便ポストやオブジェなど思わず写真を撮りたくなるようなこけしがたくさんあります。そして湯めぐりの際には鳴子温泉郷と最上温泉郷共通の湯めぐりチケットがおすすめ。こけし手形付きのチケットは鳴子観光・旅館案内センターにて販売しています。
温泉街から少し足を延ばせば、湖面が天候によってさまざまな色に変化する神秘的なカルデラ湖、潟沼があります。天候や水中の硫黄分の量で湖面の色はエメラルドグリーンやブルー、乳白色へと変化します。世界トップクラスの強酸性を誇る湖ですが、夏になれば湖の周囲ではハイキングやスタンドアップパドル(SUP)、ボートライドなどを楽しむことができます。
古くから湯治場として有名な鳴子温泉は様々な泉質で訪れた人々を癒してきました。何度訪れても楽しめる宿が多くありますのでぜひ何度も足をお運びください。
エリア | |
---|---|
アクセス | 東京駅→東北新幹線120分→仙台→東北新幹線15分→古川→JR陸羽東線快速40分→鳴子温泉 |
電話 | 鳴子温泉郷観光協会 0229-82-2102 |
URL | http://www.naruko.gr.jp/ |
※このページの情報は2021年04月の情報です。