四国のほぼ中央、徳島県西部と高知との県境にほど近い山間にある祖谷渓。高さ数十~数百mの断崖絶壁が20kmに渡って続きます。上から覗きこめば、目がくらむほどはるか下にエメラルドグリーン色の祖谷川が流れ、日本三大秘境のひとつとして知られています。その大自然のなかにある温泉が祖谷温泉・新祖谷温泉です。
祖谷温泉へは、ケーブルカーで、約170m下の谷底へ下ります。河原には四国では珍しい源泉かけ流しの露天風呂があり、泉質はアルカリ性単純硫黄でお肌の汚れを落としてすべすべにする効果があるといわれています。湯船からは、祖谷渓谷の大パノラマが望め、渓谷を通る風の音や鳥の鳴き声をBGMに温泉を楽しめます。
反対に、渓谷の上から絶景を楽しめるのが新祖谷温泉。無色透明の湯に木々の鮮やかな緑、紅葉、真っ白な雪など周りの風景が水面に映し出され、季節によって温泉の色が違って見えるのも風流です。泉質は単純硫黄泉で関節痛や冷え性に効果があるといわれています。湯船からは季節の風景だけでなく、満天の星や雲海が見えることもあり、自然の美しさを楽しみながら湯船に浸ることができます。
祖谷温泉・新祖谷温泉近くには観光スポットもたくさん。
祖谷川沿いの断崖の岩の上には、昔地元の子供達や旅人が度胸試しをしたという逸話をもとに作られた小便小僧が立っています。
また国の指定重要有形民俗文化財の祖谷のかずら橋も一見の価値あり。サルナシ(シラクチカズラ)で造られた吊り橋で、3年毎に架替えが行われています。
東祖谷の名頃地区のいたるところには300体以上のかかしがおり、かかしの里と呼ばれています。農作業や井戸端会議をする日本の原風景を投影したかのような、かかし達の姿にほっこりします。
大自然を味わいながら温泉で一息。究極のリフレッシュを楽しむ休日はいかがでしょうか。
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アクセス | 東京駅→東海道新幹線で200分→岡山駅→特急南風で100分→大歩危駅→四国交通バスで35分→祖谷温泉 |
電話 | 三好市観光協会 0883-70-5804 |
URL | https://miyoshi-tourism.jp/ |
※このページの情報は2021年04月の情報です。