長野県下高井郡山ノ内町にある湯田中渋温泉郷は開湯1350年余。志賀高原の麓、横湯川、角間川、夜間瀬川の川沿いに落ち着いた和風旅館が多く並び、江戸時代を代表する俳人の1人、小林一茶(1763~1827)ゆかりの温泉郷として有名です。
文献によると、1350年ほど前、僧・智由が発見し、この湯を「養遐齢」と名づけました。遐齢とは長命長寿をさすことから、湯田中温泉は長命長寿の湯であるとされ、古くから人々に愛されてきました。街中のいたるところに源泉があり、優れた泉質のいで湯があふれるほどに湧き出す様子に、小林一茶が感嘆して詠んだ一句が「湯田中」の地名の由来になったと言われています。
湯田中渋温泉郷には、湯田中温泉、新湯田中温泉、渋温泉、安代温泉、地獄谷温泉、穂波温泉、星川温泉、角間温泉、上林温泉という9つの温泉があり、それぞれの地区に源泉があります。それぞれ異なる源泉からひいているため、泉質も異なり、塩化物泉や単純温泉など、様々な温泉を楽しむことができます。「湯めぐり温泉手形」を購入すれば、湯田中温泉観光協会に加盟している12軒の旅館の中から3軒の旅館のお風呂に入浴できるほか、加盟している商店等でも利用可能です。(宿泊者用:600円/日帰り用:1200円)
周囲には日本有数の素晴しい自然に恵まれた志賀高原・北志賀高原が広がります。志賀高原では冬場のスキーはもちろん、トレッキングやキャニオニング、SUPなど様々なアクティビティが年中楽しめます。北志賀高原のロープウェイは世界最大級といわれており、大パノラマだけでなく、条件が合えば雲海やサンセットを楽しめることも。
また、湯田中温泉から山道を30分歩けば、温泉に入る猿「スノーモンキー」として世界中で有名な地獄谷野猿公苑もあり、世界で唯一温泉に入る猿として知られるニホンザルの興味深い生態を間近で観察できる場所として、広く世界中の人々に愛されています。
湯田中渋温泉郷で身体を癒しながら魅力のぎゅっとつまったエリアを満喫してくださいね。
エリア | |
---|---|
アクセス | 東京駅→北陸新幹線で80分→長野駅→長野電鉄A特急で50分→湯田中駅 |
電話 | 湯田中温泉旅館組合 0269-33-2851 |
URL | https://www.yudanaka-snowmonkey-onsen-and-ski.com/ |
※このページの情報は2021年05月の情報です。