伊香保温泉は群馬県渋川市にある、榛名山の中腹に位置する400年以上前に形成された歴史ある温泉です。伊香保温泉のシンボルといえば温泉街の中心にある長い石段の階段で、今その数は365段。石段を挟んで、お饅頭屋、お土産屋、射的ができる遊戯場などが並びます。石段の中心には温泉水が流れる「湯滝」が設置され、伊香保の名物となっています。
石段は温泉街が形成された頃からあり、2010年に改修され現在の365段になりました。1年365日の繁栄の願いが込められており、「誕生日段」として自分の誕生日の階段の写真を撮るのも人気です。
また、石段には歌人・詩人として知られる与謝野晶子の詩が刻まれており、旅情が掻き立てられます。
伊香保温泉の湯は、色に特徴がある「黄金の湯」(こがねのゆ)と無色透明の「白銀の湯」(読み:しろがねのゆ)があります。
「黄金の湯」は鉄分を多く含む硫酸塩泉で、鉄分が空気に触れ酸化することで独特の茶褐色をしています。硫酸塩泉は薬効が高く、切り傷や火傷に効果があると言われています。また、神経痛・婦人病・冷え性などにも効果があると言われ「子宝の湯」としても知られています。
白金の湯は、1996年に湧出が確認され利用されはじめた新しい温泉。病後の回復や疲労回復、健康増進に良い湯と言われています。
石段街の最下段中央にある「新石段街広場の足湯」や、石段の中腹にある「岸権辰の湯」では足湯で温まることができ、気軽に温泉の気分を味わえます。
また、伊香保温泉の奥、湯元の付近にある「河鹿橋(かじかばし)」は、初夏には新緑、秋にはクヌギやカエデなどの美しい紅葉を見ることができる代表的な紅葉スポットです。夜のライトアップでは、赤い橋と紅葉のコントラストが美しく照らし出されます。
他にも、温泉街と山頂の展望台を結ぶロープウェイでの空中散歩や、有名な文豪の文学館、神社仏閣巡りなど、伊香保温泉には様々な楽しみ方があります。また、渋川市内の牧場やアミューズメントパークへ足を延ばすこともでき、家族連れにもおすすめです。
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アクセス | 東京駅→上越新幹線・北陸新幹線で50分→高崎駅→上越線・吾妻線で25分→渋川駅 |
電話 | 渋川伊香保温泉観光協会 0279-72-3151 |
URL | https://www.ikaho-kankou.com/ |
※このページの情報は2021年04月の情報です。