界　ポロトの位置するポロト湖畔は、多くの野鳥が生息する北海道の天然林に囲まれています。設計はアイヌ文化とアイヌの人々への敬意をこめて、建築家・中村拓志(なかむら ひろし)氏が手掛けています。敷地内にポロト湖を大胆に引き込み、施設のどこにいてもポロト湖を身近に感じられます。建物は、アイヌ文化伝承の地として維持されてきたポロトコタン（アイヌ民族の集落）から着想を得ました。湖面にはアイヌ文化の建築特徴である、丸太組みの三脚構造の「ケトゥンニ」（アイヌの人々の伝統的な家屋）を基本構造とした湯小屋が佇みます。