修善寺温泉

古刹の門前に湧く名湯

伊豆最古の温泉ともいわれる修善寺温泉は、807年に弘法大師が開いた禅寺・修禅寺が名前の由来になっています。門前に漂う凛とした空気と、温泉街の中心を流れる桂川のせせらぎが、訪れた人を迎えてくれます。

修禅寺とともに温泉街の象徴になっているのが、桂川の中州にある修善寺温泉発祥の湯「独鈷（とっこ）の湯」。弘法大師が川の岩を砕いて湧出させたという逸話が残っています。

近くには足湯もあり、多くの人に親しまれています。

泉質は弱アルカリ性単純泉で、優しい肌当たりが特徴です。冷え性や神経痛、筋肉痛などにも効果があると言われています。

鎌倉幕府2代目将軍・源頼家が政変によって幽閉され、暗殺された地としても知られています。芥川龍之介や川端康成といった文豪に愛された地としても有名。数々の作品がこの地で生み出されました。


川沿いには竹林を散策できる300mほどの遊歩道が整備され、夜はライトアップも。梅園や紅葉といった四季折々の光景を愛でながら、散策を楽しんでくださいね。

※このページの情報は2023年08月の情報です。