函館空港から車で約5分の海岸線沿いに広がる温泉郷、湯の川温泉。古くから登別温泉、定山渓温泉と並び北海道の三大温泉郷の一つに数えられています。
1653年、当時の松前藩主が瀕死の病に侵され、治療も薬も効かず日に日に悪化していったある夜、“松前城の東にある温泉に行けばどんな病も治る”というお告げが母の夢に現れ、湯治したところまもなく全快。これが湯の川温泉の発祥と言われています。
泉質はナトリウム・カルシウム塩化物泉(食塩泉)が最も多く、無色透明、無臭でしっとりとした優しい肌触りが特徴。効能に優れ、冷え性、リュウマチ、打ち身、ねんざ、婦人病、肩こり、腰痛、神経痛、胃腸病、疲労回復に効くとされています。
太平洋と日本海に面しているこの地域は、古くから漁業が盛んで豊富な海鮮グルメを堪能できます。割烹が前身の旅館も多いため、宿での食事は絶品。特に夏から初冬にかけては早朝に水揚げされたばかりの新鮮なイカをいただくことができます。
函館に宿泊する際にぜひおすすめしたいのが「道南いさりび鉄道」。2016年に開業した函館駅から木古内駅まで、約1時間のローカル線電車旅はいかがでしょうか。函館五稜郭駅から先は海岸線沿いを走るので、ゆったりと津軽海峡を望むことができます。窓を開けることもできるので、さわやかな潮風を感じながら電車旅をお楽しみください。夜になると煌々と光る漁火が見えることも。
毎年8月第3土・日曜には湯の川温泉花火大会が開催され、松倉川に灯篭が浮かび、下流付近から花火が打ち上げられます。津軽海峡沖に浮かぶイカ釣り漁船の漁火とともに、函館の夏の夜空を彩る、見ごたえのあるイベントです。
函館山からの夜景
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アクセス | 羽田空港→飛行機で80分→函館空港→タクシーで5分→湯の川温泉 |
電話 | 函館湯の川温泉旅館協同組合 0138-57-8988 |
URL | https://hakodate-yunokawa.jp/ |
※このページの情報は2021年04月の情報です。